そば粉のガレットを食べる時、地元っ子がシードルを飲む理由

郷土料理のおいしい戴きかたは、地元の人に聞くのがいちばん。旅行先での楽しみは「その土地のおいしいものを食べること!」という方も多いかと思います。思いがけない食材や調理方法に出会えるのも、旅の醍醐味ですよね。

フランスでシードルとガレットといえば、定番の組み合わせ。ハムやチーズをのせたガレットは、さっぱりと甘みのあるシードルとの相性がよく、どちらも郷土料理として地元の人々に愛されています。

今回はシードルとガレットの相性の秘密を探りながら、おいしいガレットの選び方をご紹介します。

目次

ガレットとは?ブルターニュ地方の郷土料理

シードルとガレット理由01

 ガレットとは、フランス・ブルターニュ地方の郷土料理です。そば粉に塩や水を混ぜて丸型に薄くのばし、さまざまな具材をのせて焼きあげます。では、なぜガレットが郷土料理として定着したのでしょうか。

ブルターニュ地方は日照時間が短く、土地が痩せてしまうため、小麦の生産には向いていませんでした。そこで栽培されるようになったのが「そば粉」だったのです。

定番のガレットといえば、卵やハム、チーズなどをのせたものですが、果物や生クリームをのせてスイーツとして楽しむこともできますよ。

「ガレット」の名前の由来は?

もともとは、パンケーキのように丸くてひらたい料理を総称して「ガレット」と呼びます。おもに「ガレット」と呼ばれる食べものといえばそば粉のガレットを指しますが、「ガレット・ブルトンヌ(Galette bretonne)という塩味のクッキーも有名です。

「ガレット」という名前は、フランス語「ガレ(galet)」が由来。これは「小石」という意味がある単語で、古い時代には熱した石の上で焼いたため、そのことから派生したと考えられています。

「クレープ」と何が違うの?

クレープとガレット

「丸く薄くのばした生地に、具材をのせて焼きあげた料理……」と聞いて「クレープ」を想像する方も多いのではないでしょうか。 確かに「クレープ」と「ガレット」はよく似た食べ物。同じフランス発祥の食べ物であること、生地を薄く丸く焼きあげるという点までそっくりですね。

もともと「クレープ」は「ガレット」から派生したものなので、似ているのも納得できますが、その違いはどこにあるのでしょうか?

クレープとガレットの違いは、使用される生地にあります。

・クレープ:小麦粉
・ガレット:そば粉

ガレットが、そば粉、塩、水だけで作るのに対し、クレープは小麦粉のほかにバター、卵、砂糖などを加えて作ります。

日本ではクレープと聞くと、生クリームや果物、アイスクリームなどを包み、手で持って食べるのが主流ですが、現地フランスではもっとシンプルで、生地に砂糖やジャムなどを塗り、ナイフとフォークを使って食べるのが定番のようです。

そもそも「そば粉」ってどういうもの?

「そば粉」とは、そばの実を粉にしたもののこと。日本ではそばに使われるのが主ですが、パンケーキやクッキーをつくるのに使われることもあります。

身体をつくるたんぱく質や、腸の動きを整える食物繊維、脂肪をエネルギーに変えて肌の調子を整えるビタミンB1・B2など、健康に欠かせない成分が詰まっているため、注目している方も多いかもしれませんね。

ガレットとシードルを一緒に楽しむ理由

シードルとガレット02

フランスでは、その土地でつくられたワインと合わせて郷土料理を楽しむという文化があります。ブルターニュ地方の特産物といえば、穀物類とりんごです。

先述したように、ブルターニュ地方は日照時間の短さゆえに、小麦栽培よりもそば粉栽培のほうが向いていました。これと同じ理由で、ぶどうの栽培よりもりんごの栽培のほうが盛んになったと言われています。

りんご100%の発泡酒「シードル」と、そば粉の「ガレット」の組みあわせは、古くから馴染みのあるものとして地元のひとに愛されているのです。

種類色々!食べ比べたい、さまざまなガレット

シードルとガレット03

ガレットは、食事としてもスイーツとしても楽しめるバリエーション豊かな食べものです。

家での食事としてだけでなく、友達とのランチや、おしゃれにすごしたいティータイムなど、日常の場面がいつもより少し華やぐと気持ちもほっと安らぎますよね。ここでは、食べ比べたいガレットの種類についてご紹介します。

定番&王道の「ガレット・コンプレット」

ひとつめは、ガレットの定番&王道「ガレット・コンプレット」です。

フランス語「complète(コンプレット)」は、英語で「complete(コンプリート)」、つまり「完全な」「完成した」という意味です。具材は、卵、ハム、チーズの3つ。栄養もボリュームも文句なしの満点ガレットです。はじめてガレットを食べるというときは、まず「ガレット・コンプレット」で定番の味を知っておきましょう。

軽食にぴったりな「ガレット ソシス」

アルモリカのガレットソシス

「ガレット・ソシス」の「saucisse(ソシス)」とは、ソーセージのこと。そば粉の生地でソーセージを巻きあげたシンプルなガレットです。ソーセージのジューシーな風味を、そばのふくよかな香りが引き立てます。ブルターニュ地方の中心都市レンヌの名物料理で、かんたんに食べられる軽食として人気です。お酒との相性も抜群!

アルモリカの創作ガレット「ブタタマ」

アルモリカのガレット ブタ玉

最後にご紹介したいのは、外国産シードル100種類以上を取り揃えるシードル専門店の「シードルショップ アルモリカ」に併設しているビストロが手がける創作ガレット「ブタタマ」です。

豚肉、キャベツ、卵などの具材に、お好み焼きソースとマヨネーズのパンチを効かせて、関西人にはたまらない味に! 一皿でたっぷり満足感を得られて、ランチにもおすすめです。アルモリカでしか味わえないオリジナル・ガレット、ぜひご賞味ください。

アルモリカで本場のガレットとシードルを味わって|まとめ

今回は「地元フランスで、シードルを飲むときにガレットが選ばれる理由」についてご紹介しました。シードルと同様に、時間や場面を選ばずに楽しめるのがガレットです。

具材に決まりがないので、好きな具材を使って自分だけのオリジナル・ガレットをつくってみるのもいいですね。

本ブログは国産・外国産シードル100種類以上を取り揃えるシードル専門店のシードルショップ アルモリカが運営しています。また、併設のビストロ シードルバー アルモリカでは、福井県産のそば粉を100%使用して、現地のレシピで焼きあげる本格ガレットをご用意。季節の食材を使用しながら、その日の気分やお好みで味わいをお選びいただけるよう、常時3~5種類取り揃えています。

ランチタイムには、しっかりとお腹を満たせるものを。ディナータイムには、お酒やほかのお料理と一緒にお楽しみいただけるよう、ミニサイズのものもご用意。素材の味が活きたガレットとさわやかなシードルで、贅沢なひとときをご堪能ください!

オンラインストアでは、シードルマスター協会・シードルアンバサダーが厳選した国産・外国産シードルを1本からご購入いただけます。

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[Dinner]18:00~23:00
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